妊活(妊娠準備)・マタニティケア - 女性のためのコンディショニング
女性のカラダは妊娠前後、妊娠中、産前産後でホルモン分泌によって大きく変化していきます。妊娠に向け子宮や卵巣などの内臓機能を正常に戻し、高めることが必要となります。また、妊娠後はホルモンによって変化するカラダに合わせてうまくコントロールする方法を学び、出産に向け快適なマタニティライフを送ることが大切です。
産後はカラダをもとに戻すための対応が必要です。当施設では理学療法士、鍼灸・マッサージ師が個人の目的に応じて必要なカラダ作りを行い、快適に過ごすお手伝いをさせていただきます。
妊活(妊娠準備)~妊娠しやすいカラダ作り~
血流改善&冷え解消で、卵巣・子宮の活動を整えます
妊娠には卵巣の働きを活発にさせ、排卵を生じさせる準備や着床させるために子宮の働きを整えることが必要です。長時間のデスクワークなどで座りっぱなしの状態が続くと骨盤・股関節周囲の筋肉は固くなり、血流が滞ります。滞りが続くと、卵巣・子宮を支える筋肉たちが固くなり、さらに血流が低下し、冷えが生じます。
このように忙しい毎日に追われ、知らず知らずのうちに、滞り⇒コリ⇒冷え…と『負』のスパイラルに入ってしまいます。凝り固まりをとり、骨盤・股関節周囲の筋肉をしっかりと動かせるようにすることで、血流が改善し、冷えが解消され、卵巣・子宮が正常な活動を始めます。西洋的な不妊治療の効果をより高めるためにも、体の土台を整えることは大切です。
オススメの治療法
オススメのサポートグッズ
マタニティケア
出産前のケア
カラダの負担を軽減し、産後の順調な回復を促すために整えていきます
妊娠週数が進みお腹が大きくなっていくにつれ、股関節を使いづらく、お腹の筋肉もどんどん伸ばされてしまいます。支える筋肉が低下していく中でお腹が大きくなるため、腰を反らした状態でバランスをとり、足首やふくらはぎで支えようとしてしまうため、腰痛やふくらはぎがつるなどの症状が出やすくなってしまいます。
大きくなったお腹を支えるためには、お尻の筋肉とお腹の筋肉をしっかりと活性させる必要があります。また、出産時には骨盤が開き、骨盤底筋に負担がかかり、腹横筋も弱ってしまいます。
出産前からしっかりと筋肉で支えられる状態にしておくことで、産後のスムーズな回復を促し、負担を軽減させることができます。
こんな方へ
- 体の使い方が分からない
- 妊娠して腰が痛くなった
- 妊婦でも運動したい
- 薬を使わずにケアしたい
お腹を支える筋肉を鍛える
お腹が大きくなっていく中で特に動かす機会が減ってしまう股関節を中心に、カラダの各関節、筋肉の状態をチェックし、カラダを支えるインナーユニットの働きを高めていきます。
また、立位・歩行などでしっかりと筋肉のサポートが働いているかチェックし、修正していきます。
オススメの治療法
オススメのサポートグッズ
出産後のケア (骨盤調整、腱鞘炎・腰痛ケア)
カラダへの負担が少なくなるよう、整えます
出産時、自然分娩では骨盤は開き、骨盤底筋に大きな負担がかかります。また、帝王切開でも、インナーユニットを構成する腹横筋を切開します。このように、出産時にはカラダを支えるために重要な役割を果たすインナーユニットへ大きな負担がかかるのですが、産後この状態のままで動きだしてしまうと、うまくお腹に力が入らず、抱っこ等で腕・手首にかなりの負荷が加わり腱鞘炎や腰痛の原因となります。
また、骨盤底筋の機能が低下していると尿漏れも生じます。
更にお腹の力が入らないことで、足への負担も増え、偏平足や足底筋膜炎などのトラブルも発生しやすくなります。
こんな方へ
- お腹に力が入らない
- 尿漏れが気になる
- 赤ちゃんを抱っこしていたら、
腱鞘炎・腰痛になった - 体を元に戻したい
インナーユニットの働きを高める
インナーユニットとは腹横筋・骨盤底筋・多裂筋・横隔膜の各インナーマッスルで構成され、カラダをしっかりと支えるために必要な筋群のことを言います。
インナーユニットはカラダの軸となり、その機能を高めることでしなやかな動き、そして良好な姿勢を保つことができます。また内部にある内臓の動きを活発にし冷えや便秘の解消にも寄与します。
オススメの治療法
オススメのサポートグッズ
尿もれケア
骨盤底筋を鍛え、薬に頼らない治療
妊娠中や産後などお腹の力をうまく入れられず、入れ方がわからないまま過ごしてしまっている方、出産時に会陰切開をしていたり、胎児が大きかった場合などストレスがかかった状態のまま改善できていなかった方などは骨盤底筋が弱化している可能性が高くなります。
骨盤底筋が緩むと尿や便を止めておくことが難しくなり、力んだ際に尿漏れのトラブルが生じやすくなり、悪化すると「臓器脱」といわれる膣から内臓が落ちてきてしまう状態になります。