カラダ作りのポイント
カラダを整えていくには順序があります。
- カラダを変えたい、気持ちよく動きたい!
- 運動している、食事に気をつけているのに何だか効果が感じられない…
- 本当にそのやり方であっているの?
そんな思いを持ったことはありませんか。
女性のカラダを整え、作っていくためには特に以下の3つのポイントがあります。
- ベースを整える(必要な柔軟性と筋出力のアップ)
- やすませる
- 女性ホルモンとカラダの関係を知る
女性ホルモンとカラダの関係
女性は女性ホルモンの変動によって思春期、青年期、壮年期、更年期、高齢期と一生の中でさまざまな身体変化が生じます。
- 【思春期前】初潮にむけてもカラダが準備
- 【青年期~壮年期】身体的に成熟し、妊娠・出産に向けてのカラダの準備
- 【更年期】高齢期に向かう準備
- 【高齢期】女性ホルモンの低下に伴う骨粗鬆症の対応など、加齢に伴う身体の変化に合わせて調整を図る
これらどれもが生物的な“女性”としての役割を果たすために、ヒトに供えられた機能です。
このような役割に応じてホルモンの増減を通してカラダが一生をかけて変化します。
女性ホルモンは女性の体調にとって大変おおきな役割を担っています。
女性ホルモンの乱れは身体的な不調のみならず、精神的な不安定性も生じさせます。
その女性ホルモンの分泌が乱れる原因として、睡眠不足、慢性疲労、運動不足、ストレス、短期間での極端な体重の増減、食事、生活リズムの乱れ、冷え、喫煙があります。
女性ホルモンの分泌が乱れる原因
- 睡眠不足
- 慢性疲労
- 運動不足
- ストレス
- 食事
- 冷え
- 喫煙
- 生活リズムの乱れ
- 短期間での極端なダイエット
女性ホルモンの増減によって、月経周期に応じてカラダのリズムが変化します。 月経周期は、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンの増減でコントロールされており、カラダのリズムが変化します。
エストロゲン:『女性らしさ』をつくるホルモン
- 女性らしいカラダをつくる
- 妊娠に備えて子宮の内膜を厚くする
- 肌や髪の調子をよくする
- カラダの代謝や血流をよくする
- 自律神経、骨、脳の働きにも大きく関わっている
- 感情を穏やかにする
プロゲステロン: 妊娠を助けるホルモン
(受精卵が子宮内膜に着床しやすい状態にととのえ、妊娠後は妊娠を継続させる)- 基礎体温を上げる
- 体内の水分を保持する
- 食欲を増進させる
- 感情を不安定にさせる
ポイント
筋肉や靭帯のゆるみやすい時期
黄体期といわれる月経が始まる前一週間程度の時期は、ホルモンの関係で筋肉や靭帯が緩みやすく、「病気やケガというほどではないけどいつもより動きにくい、体にうまく力が入りにくい」などの状態が生じることがあります。
この時期に無理にハードなトレーニングをするよりも、ベースを整える運動を行い体を調整することが有効です。また、フットバンドやサポーター、サポートタイツ・下着などのサポートグッズをうまく利用することもよい方法の一つです。
女性は、各年代、ライフスタイルに応じた、必要な運動、必要な食事、必要な休息があり、さらに個人によっても異なります。 その段階をしっかり判断し、適した運動を行うことが大切です。