疾患ライブラリー

症状

起床時、椅子から立ち上がる時、脚を回す時、股関節の周囲で引っ掛かり感を感じます。
通常、痛みはありません。

治療

保存的治療
初期であれば保存的治療が試されます。

  • 安静とアイシング。
  • 消炎鎮痛薬。
  • スポーツや活動内容を変更する。
  • リハビリテーション。
  • 滑膜炎がある場合はステロイドの注射が必要になることもあります。

手術的治療
保存的治療が無効な場合に行われますが、引っ掛かりの原因によって手術法は様々です。

解剖

大腿骨の近位外側には大転子と呼ばれる出っ張った部分があります。
大転子部には中殿筋、小殿筋、梨状筋、内閉鎖筋、上双子筋、下双子筋、大腿方形筋が着いており、大転子と皮膚の間には大殿筋、腸脛靭帯があります。

原因

引っ掛かり感は骨の上を筋や腱が動く際に生じます。
最も多いのが腸脛靭帯での引っ掛かり感です。
股関節を伸ばしている時、腸脛靭帯は大転子の後側に位置しますが、股関節を屈曲すると大転子を乗り越え、前側に移動します。
靭帯は常に緊張状態にあるため、大転子ですれる事で炎症を起こし、滑膜炎を生じます。
滑膜炎が起こると滑膜は厚くなり、引っ掛かり感が強くなります。
大腿四頭筋、関節軟骨でも引っ掛かり感が生じます。
若いアスリートやダンサーで生じる事が多いです。

コンディショニングについて

痛みがあれば一時的に運動量を制限し、痛みのない動作を中心に行います。
ダンスやバレエなどを行う方は姿勢・ポジショニングを修正し、股関節の使い方を改善していきます。
また、腰椎・骨盤の可動性や安定性の確保、股関節前面や大腿骨外側筋群のストレッチや、股関節周囲筋の筋肉強化等も有効です。
詳しくは、理学療法士にご相談下さい。

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